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指物師さんによる体験型講演会 2015.5

 

  テーマ   『華奢に粋に』 

                江戸指物の外観的特徴とそれを支える技法

 江戸時代、徳川幕府は多くの職人を全国から呼び寄せて、神田・日本橋周辺に、大工町、鍛冶町、紺屋町などの職人町をつくり手工業を発達させました。江戸時代の中頃には消費生活の発達につれて、大工職の仕事は楢物師(ひものし)、戸障子師、宮殿師などの職業に分かれていきました。その一つが指物師で、現在に続いています。

 指物の「指す」は「差す」ともいい、物差しで板の寸法を測り、しっかり組合わせ、ふたや引き出しのある箱物類を作ることをいいます。

 朝廷用・茶道用が発達した京指物に対し、江戸指物は、武家用、商人用および江戸歌舞伎役者用のものが発達したことが特徴です。 木材の木目の美しさを最大限に生かし、あまり装飾的になることを避け、すっきりとした造形と堅牢な作りで江戸の粋を表現しています。

   今回はその外観の特徴とそれを支える技術について触れる機会がありました。 また、会の後半には参加者が指物師さんの道具を使い、実際に木材を削る実技体験のコーナーもありました。

 

 

指物師さんから、板削りの講習会 2013.6

 

材木の表面をけずって加工する目的で使われる鉋(かんな)を使った板削りの講習会が開催されました。仕上がった板材は、保育園児の皆さんに教材としてご使用いただきました。

   

 

 

 

 

 

 

      

 

できあがった保育園の園児さんの力作がこちら…

        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

指物師さんより、
「刃物の研ぎ」の講習会を開催!2013.3
指物師さんの指導下、講習生が実際に木材加工の要である刃物の研ぎを体験。少しずつ刃物の先端部分が鋭利になっていく過程を実体験させていただきました。
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